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MONSOON®
“COOLBIZ”という言葉が一般的になる遙か以前に販売を開始した
盛夏対応ドレスウエアコレクションMONSOON® -モンスーン-。
天然素材、高い通気性、高い保形性、商業水洗い対応。高温多湿でも涼しく着られるスーツ。
科学的に、かつ感覚的に改良を重ねてきたダーバンならではのコレクションです。
MONSOON®
1995年、モンスーンの開発プロジェクトがスタートしました。
スーツの本場である欧米とは根本的に異なるアジア特有のモンスーン気候、高温多湿な環境下においても涼しく快適で、しかもダーバンならではの洗練されたスーツ。モンスーンは、高い品質水準を求める日本のマーケットに向けた「日本人の、日本人による、日本人のための盛夏スーツ」をつくるというダーバンの先人たちの情熱から生まれました。
モンスーンは、人の体内から発する内側の熱をいかに外側に放出するかという考えに基づき設計されています。加えて、夏の強い紫外線や年々上昇する気温等、内的だけでなく外的な要因にも耐えうる設計を目指すことが必要となります。
そのためにはなによりも新しい素材が必須。試行錯誤の末にダーバンが発見した解決策は、意外なことにウールでした。動物の毛は「呼吸」しています。どんな合成繊維よりもはるかに優れた吸湿性、放湿性が備わっています。つまり本来ウールは、内側からの熱を放出するだけでなく、外側からの熱や紫外線を遮蔽するに最適な繊維なのです。
この特長を最大限に引き出すため、優れた性質を持った「糸」を開発する必要がありました。これを可能にしたのが日本毛織株式会社による“COMPATTO LANA”と呼ばれる、毛羽立ちが少なく均一でなめらかな質感、美しい発色と上品な光沢を実現できる紡績技術です。
表地同様、裏地にも妥協はできません。モンスーンが採用した旭化成株式会社のベンベルグ®は、袖を通した時の滑りのよさを損なうことなく、接触冷感性と抜群の通気性を確保し、ムレやベトつき感のない快適な衣服内環境を実現しています。
モンスーンは、開発に携わったダーバン、日本毛織、そして旭化成の技術と情熱により生み出された日本のテーラードクロージングの賜物なのです。