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TOP/いいジャケットとは
宮崎県の日南市にある宮崎ファクトリーで仕立てられるダーバンのテーラードウェアには多くの秘密が隠されています。高温多湿な日本の気候を考慮した仕立て。宮崎ファクトリーでは、365日、湿度60%以上の中でジャケットやパンツがつくられています。「軽く、しなやか」それでいて「型崩れしない」独自の製法。特に細番手の繊細な素材を縫製するのは非常に難しいものですが、技術の進化と職人的な技の蓄積によって、まるで「羽織る」ような着心地のいいジャケットや、足のラインを美しくみせるパンツの仕立てが完成したのです。
着やすいジャケットをつくるのに、軽く、しなやかだけでは足りません。着やすさを求め、大きめにつくったジャケットも美しくありません。身体を包み込むように接触し、重みが分散され軽い、加えて、身体の動きに合わせられるジャケットこそ、着やすいジャケットなのです。
ダーバンがなによりこだわっているのは、日本人に合ったシルエット、パターンです。欧米人と日本人では肩甲骨のつき方、腕のつけ根の角度が違います。こうした日本人の人間工学的な要素を研究した上で完成したのがダーバンの「丸いジャケット」です。
縫製面では、1枚の平面的な布地を「いせこみ」「おいこみ」と呼ばれる職人的なテクニックをふんだんに用いながら、身体を覆うような立体感をつくっています。 さらに日本人の身体の構造を研究し、前幅を適正な範囲で狭めた独自のパターンを開発しました。その結果、袖が胴体に接触する断面やアームホールが従来のものよりも広くなって腕が動きやすくなったのです。 もちろん着やすさのために、芯地や肩パッドなどをソフト化し軽量化しました。また軽量化しても保形性などは損なわれないように研究を重ねました。
シーズンによって、使う素材の種類や厚さが変わります。素材やデザインによって、ミリ単位でパターンを変更していきます。日本人の知恵と繊細な職人技、そして日本の気候と日本人の身体を研究したうえでつくられるダーバンのジャケット。 一着の服にどれだけの想いが込められているか、それは一度袖を通していただければすぐにわかるでしょう。
"ブランド創設40周年記念出版「D’URBAN THE JACKET」第2章 いいジャケットとは"一部抜粋