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HISTORY of D'URBAN
既製品のスーツが一般的ではなかった時代から、現代の多様なスタイルへと移り変わるまで。ダーバンは時代の変わり目を敏感にキャッチしながら、日本人男性の体型にフィットするスーツづくりに邁進してきました。ブランド誕生から55年。これまでダーバンが歩み続けてきた歴史を、アーカイブから振り返ります。
55周年。これまでの歴史を振り返る
アポロ11号が月面到着という偉業を成し遂げた翌年の1970年は、戦後日本において人々の記憶に残る年のひとつでもあります。3月15日から日本万国博覧会が開かれ、高度経済成長のピークに差し掛かった日本を経済大国として世界にアピールした大規模なイベントがあり、またその1年前には人類のテクノロジーの進歩によって社会とライフスタイルの変革の兆しが示されました。そんな時代背景の中、メンズファッションの将来性を感じた人たちによってダーバンは生み出されたのです。
ビジネスパーソンに寄り添うスーツ
そんな時代の中で、ダーバンは国内スーツブランドとして認知度を広げていくことになります。その戦略の一つに、フランスの映画俳優アラン・ドロンを起用したテレビCMがあり、堅苦しいスーツのイメージに一石を投じた内容は多くの話題を呼びました。
この写真のスーツは、実験的かつ挑戦的なものづくりを試みたダーバン初期モデルのデザインをベースに仕立て、30周年の節目に復刻した一着です。大きめのラペルや低めのゴージライン、肩先を高くしたコンケーブドショルダーなど当時のムード感は取り入れつつ、日本のビジネスパーソンに寄り添うスーツ作りを模索してきた、ダーバンらしいスピリットを感じることができます。
変わり続ける時代とテーラードスタイル
歴史と革新の積み重ねが体現されたのが80年代につくられたこの一着。ラペルの太さやゴージラインの位置など、ディテールには時代の特徴が見られるものの、実際に手に取ると現代のスーツにも通じる生地のドレープ感や、とろみのあるやわらかな表情に工夫が凝らされていることがわかります。 ダーバンではブランド設立当時から、日本国内の気候やビジネスパーソンの体型に合う国産スーツのあり方を追求してきました。洗練されたイタリアンテイストのスーツと肩を並べるハイクオリティーな着心地を実現するために、提携ファクトリーである宮崎ファクトリーの技術や高級生地産地である尾州の品質と手を取り合いながら、現在も進化し続けています。